徒然なるまんまに。

丁寧に暮らしたい、20代女(忘れっぽい)の備忘録

この1年は、自分をまるっきり変えてくれた

お題「#この1年の変化」

 

 

コロナで大きく変化した自分(20代 女・事務職)のこの1年ちょっとを振り返ってみたら、「あれ?なんか生活…向上してない?」と感じることの方が多いことに気づきました。

 

「あー早くコロナ収まるといいね」なんて友達とのLINEで打ち込むし、それは本心でもあるんだけど、正直こうして振り返ってみると、なんとなくこの自粛生活で自分自身が「人としてアップデートされたのでは…?」という感覚が強い気が…。

 

順を追って、自分のこの1年ちょっとの自粛生活の様子をメモっていこうとおもいます。

 

 

 

 

コロナの流行る前(2020年1月ころ)

 

  • 過去最高に太っていた(死)

  食べることが大好きで、特に糖質は大好物(それは今でも)。お昼はパンだけかぶりつき、帰りはコンビニでスイーツを買って夜ご飯後に食べるのが大好きでした。

 

  • 物で溢れていたのに買い物が好きで更に物を増やす

  太っていて自分に自信がないこともあり、とにかく部屋は物で溢れていました。美容系ユーチューバーが勧めていたかわいい色のアイシャドウ・リップ、良いにおいのするハンドクリームは何本も常備。さらにお出かけ前に自分の大量にある服を何着も出してどれを着ていこうか悩み→結局どれも気に入らず→月に1、2回はネットで流行の服(プチプラ)を購入し、もう服の引き出しを開けるのも閉めるのも一苦労。またぬいぐるみや本、DVDなど…部屋のベッドは高い本棚・カラーボックスに囲まれていて、多分災害が来たら逃げられない。キャラクターの置物とかも大好きでガチャポンとかもよくやっては部屋の空いている棚に片っ端から置いていました。

 

この2点がとにかく、自分の生活ですごくネックになっていたかなあと今は思う。

当時は特に気にしてなく、この状態が当たり前と思っていた。趣味もなんとなく手がつかず、仕事から帰ってくると、Netflixでル・ポールのドラァグレースを見て楽しんでました。(あの番組本当に好きです特にシーズン5)

 

 

 

 

コロナの流行りはじめ(2020年春ころ)

  • がっつり自粛が始まり、暇になる。

  疾患持ちの家族がいることから、完ッッ全に遊びには行かなくなり、なんなら家族で出かけるのもスーパーへ行くぐらいで、家にいる時間が増えました。最初のころは「遊べない!」ってことに苦痛を感じたものの、もともとはインドア派なので、友達と通話をつなげながらゲームをしたりするのでも十分楽しめました。

 

  あまりに外食をしなくなり、「ちょっくら1か月ぐらい糖質制限してみっか」と始めたら、その1か月で5キロほど落ちました。完全に糖質を抜くのではなく、量を管理し減らしました(間食も含めて)。その分、おかずの品目を増やしたり、YouTubeで見た体によさそうな食材を取り入れてみたり。今まで偏っていた栄養をとっていたのが少しマシになったからか、あごニキビも改善。「あ、食べたもので人の身体って作られてんだ」と当たり前のことに気づきました。

 

  • 栄養についていろいろ調べる→菜食主義の食生活の存在を認識

  「この果物って何に良いんだろ?」とか、なんとなく食べ物の栄養を調べる癖がついていて、そんな時に「昔の日本人の食生活は今よりも質素だが健康的で日本人の体質に合っている」「江戸時代は菜食主義でお肉などはめったに食べていなかった」「加工された動物性たんぱく質(ウインナーやハムなど)はガンを誘発する」などの記事を読んで、ヴィーガンベジタリアンの人達の記事にまでたどり着く。その時「ただ野菜が好きな人たちだと思ってたけど、動物のためとか環境のためとかダイエットのためとかいろいろ理由があるんだなあ」って初めて知りました。

 

 

 

 

コロナの少し落ち着いたころ(2020年秋?)

 

  • GoToトラベルで自然豊かな旅館へ→自然好き…自然守りたい…

  同じ県内の、ちょっと普段は手が出せないような価格帯の、自然豊かな旅館へ行った時のこと。湖が見れる部屋で、スマホの電源を切って静かに波のゆらめきや音を感じ、カモの親子がぷかぷか浮いているところを見ていて、「あれ…なんかこの景色、甥っ子たちが大きくなってからも見れるのかな?」とふと思いました。私の愛すべき甥っ子たちが大人になって見る頃に、あの山が削られていない保証も、このカモたちがいる保証も、まるでないことに気づいて、今この自然から癒しを与えられてる自分はすごい恵まれてると感じました。そしてシゼン…マモリタイ…と漠然と感じました。(もののけ姫のショウジョウたちになった気分でした)

 

  • マスク生活で化粧品そんなにいらなくなった

  マスク生活をしていると、ファンデやリップティントはマスクを汚すだけだと気づき、「下地だけ」の生活が続きました。糖質制限の影響でニキビが減ったこともあって、石鹸で落とせる化粧品だけで揃えることに成功。(めっちゃ楽だしクレンジングもいらないので肌が乾燥しない→スキンケアも保湿そんなにしなくていいという最強ループ)そもそも私はアイシャドウやリップなどいろいろ持ってたものの、結局は気に入ったもの数個しか使っていなかったので、「あ、なんか全然必要ではなかったんだな」と気付き、姉や叔母に譲りました。肌は半年ぐらいでスキンケアの効果がわかるそうなのですが、スキンケアを色々変えていた移功期も、マスクしてるおかげで「口元乾燥してるなあ」って思ったりしても別に気にならなかった。ので、この思い切った肌断食、試してよかったです。あと、「ミネラルコスメ」ってくくりの中で化粧品を買う=必要以上の衝動買いを防げた、っていうのは私にとって大きなメリットでした。

 

 

 

 

 

コロナ「まだまだやれるぜ…?」第二?第三?波の到来(2020年冬~今)

 

  出かけることがないので「なんか服…こんなにいらなくね?」ということに気づき。そこへたまたまミニマリストYouTubeを見たら、「本当に気に入った良質なものだけを手元に残すことで、服を選ぶ時間を減らせたり時間にゆとりができる」と言ってて、「たしかに…」と。ミニマリズムに感銘を受けて、私も物を手放すことに。「捨てる」ではなく、「手放す」ことにしました。「捨てる」と考えると、私は「まだ使えるし…」「いつか…」と躊躇してしまうんですが、「手放して、もっと大事にしてくれたり必要してくれる誰かの元へ」と考えると、不思議と自分の手元に置いておかなくていいものがどんどん出てきました。ガチャポンの置物やほこりをかぶったぬいぐるみは甥っ子たちの元へ。高かったけど着合わせが難しかったあの服も、大好きだったあの漫画やDVDも、リサイクルショップへ。(漫画やDVDは、レンタルや配信サービスでも見られるので、見返す頻度の高い数本以外は手放せました)。手放すものを決めるときはやっぱり心が苦しいのですが、いざガランと空いた本棚を見て、すっきり感のほうが勝りました。

 

  • 規則正しく、丁寧な暮らしが自然とできるようになる

  ミニマリストに憧れて物を減らしたこともあり、以前は「あそこのぬいぐるみ…ホコリ溜まってるな…」など見て見ぬふりをしていた小さな毎日のストレスがなくなりました。物がないことで頻繁に掃除機をかけ、換気をし、毎週末はシーツを洗濯、職場用のカーディガンを丁寧に洗濯・アイロンがけ・毛玉とりなんかして…。あげく、通っている美容師さんに触発されて観葉植物を買ったのですが、定期的にちゃんと水やりをしたりして面倒を見ている。単純な自分だからこそだと思うんですが、「あ、ちゃんとやれてるじゃん自分」ってことで自己肯定感が上がったなあと思います。

 

  • 環境問題・動物の権利について考えるようになる。

  モデルのローラのYouTubeを見て、より環境や動物に優しい選択をして買い物をする、ってことについて考えるようになりました。なんとなくその流れのまま、「動物をいかに人間が搾取しているか」というのがわかる、とある動画を見たんですが…自分の中ではそれがすごく衝撃でした。それについてはまた改めて整理して、ブログとしてメモしたいなあと思います。今は、買い物の仕方もコロナ前とは変わりました。「なんとなく入ったお店・見たウェブストアで、なんとなく良さそうだからと新商品の化粧品や雑貨を買ったりする」そんなことが大好きだった以前の私とは違い、より自分が納得できて、気持ちよく使えるものを考えるようになり、そしてそれが楽しく感じられてます。

 

 

 

 

 

 

 

まあ、そんなこんなで自分としては「生活」がぐるりと変わったと思います。

 

糖質制限を通して栄養を意識するようになった「食生活」。

ミニマリズムやサスティナビリティを通して無駄な買い物をしなくなった「消費生活」。

 

コロナでとても不便を強いられた1年ではあったけど、私にとってはコロナがあったおかげで自分の生活を見つめ直すことができて、そして好きになれなかった自分や自分の生活と少しだけ向き合えたかなあ、と思ってます。(まだ、自分のことは大好きとは言い切れず、自信もないですけど。)自分や周りの人に優しくできた瞬間が確かに少しずつ増えていて、心に余裕ができたんだなあと思います。

 

 

 

「はやく終われ~」と思う一方で、忙殺されていた自分を見つめ直す時間ができたことには、感謝しかない。そんな1年でした。